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脳動脈瘤・脳動静脈奇形・硬膜動静脈奇形・脳動脈閉塞症・脳動脈狭窄症などの疾患を対象として活動します。 |
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グループメンバー紹介
●松 原 俊 二
(講師、日本脳神経血管内治療学会指導医、日本脳神経外科学会専門医)
●中 嶌 教 夫
(助教、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳神経外科学会専門医)
●里見 淳一郎(助教、脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会指導医)
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脳血管内治療とは:
脳血管内治療は、大腿部の動脈から細い管(カテーテル)を脳の動脈(あるいは静脈)まで挿入し、脳の血管の異常を治療する方法です。頭皮や頭蓋骨を切開・削除(開頭)する必要がなく、こういった侵襲を非常に低く抑えることが可能です。
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脳の血管の一部が風船の様に拡張している状態で、クモ膜下出血の80%はこの動脈瘤が破裂することによります。従来は開頭して風船状に拡張した部分と正常血管の間にクリップをかける手術が広く行われておりました。血管内治療では、開頭することなく大腿部から細いカテーテルを脳血管から動脈瘤に挿入し、ソフトな白金性の細いコイルを挿入して閉塞し破裂を予防する治療を行います。徳島大学病院では、全国に先駆け22年前より血管治療の経験を重ねており、すでに約300例の脳動脈瘤血管内治療の経験を有しております。 |
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正常では動脈から毛細血管に血液が送り込まれ、栄養物質の交換や、老廃物の回収が行われ、血液は静脈に流れ込みます。つまりヒトの体の中での血液の流れに、動脈 → 毛細血管 →静脈 の経路にほとんど例外はありません。脳動静脈奇形では生まれつき、脳の一部で動脈から毛細血管を介さず静脈に直接の血流(短絡・ショート)が生じています。こういった状態では脳出血やけいれん発作を引き起こすことがあります。脳動静脈奇形の治療は開頭術や(定位)放射線治療と、血管内治療を組み合わせて行うことが広く行われています。脳動静脈奇形の血管内治療は、細いカテーテルを脳動静脈奇形の流入動脈に挿入し、血管を閉塞する塞栓物質を注入して血管奇形を閉塞させます。 |
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脳動静脈奇形と同様の 動静脈短絡が硬膜(脳と頭蓋骨の間に存在する、骨膜様の構造物)に生じた疾患。脳動静脈奇形とは異なり、先天性の要素は少なく、後天性疾患であることが多い。動静脈短絡そのものによる血管雑音(ザーザーという心臓に同期した音)が症状であることが多い。そのほかの症状としては、短絡後の血液が流れ出る静脈に静脈としては異常に高い血圧がかかることにより、 眼球充血や脳内出血などをきたす。 血管内治療により 根治できる可能性が高いことより、まず最初に治療法として選択される。 |
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脳動脈が閉塞し脳梗塞が起こった急性期(数時間以内)には、血液供給が停止したために機能不全に陥っているが、まだ回復出来る脳細胞も存在する。細いカテーテルを閉塞部位に挿入し血栓溶解剤などを注入し再開通させ機能回復を目指す(再開通療法)血管内治療法が存在する。また、心臓から脳に至る動脈内に動脈硬化による血管の狭窄(狭くなった状態)の為に一過性の脳虚血発作を起こしているような状態では、回復不能な発作を来す前に狭窄部分を拡張して正常な血管径に戻し(血管形成術)、再発作を予防する必要がある。このような目的で風船のついたカテーテルを血管狭窄部位に挿入し血管を拡張することを血管拡張術といいます。広げた血管が再度閉塞しないように金網状の支え(ステント)を挿入する場合もあります。 |
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我々のグループでは2003年1年間に124例の血管内治療を施行しました。徳島大学病院での治療例が78例で、関連病院へ出張して行った治療が46例です。
徳島大学病院での治療例(2003年)を示します。 |
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血 管 内 治 療 |
症 例 数 |
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脳動脈瘤コイル塞栓術 |
30 |
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硬膜動静脈瘻塞栓術 |
18 |
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閉塞性動脈疾患の治療(血栓溶解・ステント) |
15 |
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脳腫瘍塞栓術 |
7 |
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脳動静脈奇形 |
3 |
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その他 |
5 |
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1)Mohammad A. JAMOUS, Koichi SATOH, Shunji
MATSUBARA, Junichiro SATOMI, Norio NAKAJIMA, Masaaki UNO, Shinji NAGAHIRO:
Ischemic Basilar Artery Dissecting Aneurysm Treated by Stenting OnlY
Neurologia medico-chirurgica , 2004, 44: 77-81
2)Yagi K, Satoh K, Satomi J, Nagahiro S.: Primitive vertebrobasilar
system associated with a ruptured aneurysm. AJNR. 2004 25: 781-783
3)Mohammad A. Jamous, Koichi Satoh, Junichiro Satomi, Shunji Matsubara,
Norio Nakajima, Massaki Uno, Shinji Nagahiro: Detection of enlarged
cortical vein by Magnetic resonance imaging contributes to early diagnosis
and better outcome for patients with anterior cranial fossa dural
arteriovenous fistula. Neurologia medico-chirurgica 44, 516-521, 2004
4)Kanematsu M, Satoh K, Nakajima N, Hamazaki F, Nagahiro S.: Ruptured
aneurysm arising from a basilar artery fenestration and associated
with a persistent primitive hypoglossal artery. J Neurosurg. 2004,
101: 532-5. |
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